中間選挙
(ミャンマー連邦共和国)
2012年4月1日
4月1日・・・今日は日曜日。
早朝5時15分車でヤンゴンダウンタウンを出ました。
妹も一緒に乗った。
向かった先は、故郷のミャウンミャ市。
中間選挙に投票をしに行く日帰りの里帰りである。
片道約120キロ距離あるヤンゴン〜パテイン〜ミャウンミャ
高速道路を走って4時間強、ミャウンミャ市にある実家に
午前9:30頃に着いた。
父と母が迎えて、親戚のおばさんを含めて5人総員で
ミャウンミャ郡2番区の投票場所に徒歩で行った。
その投票場所は僕たちが通った小学校だ。
生まれて34年ではじめての選挙投票。
3つの政党しか選択肢が無いのに、しかもはっきり投票対象が
決まっているのに、その時ずいぶん緊張した自分が不思議だった。
思いを込めてペンでマークをした。
票を半折し、それを手に持って目を閉じて投票箱の前で祈った。
今回の選挙の結果は予測がつくが、
「平和に勝ちますように。望ましい発展を導きますしょうに。」と。
そして、票を投票箱に穴に大切に挿入した。
やった!
今年の個人的な大きい目標が一つ達成したと。
そう思うと感激して喜びなのか満足なのかが心の底から湧いてきた。
家に戻ると母がDVDをつけた。アウンサンスーチー氏NLD党の
支持者が街をパレードする動画、そしてスーチー氏支持の歌。
2日前のパレードだったそうで、実家の前を通る赤い服装の人の列が
午前9時から11時まで絶えなかったそうだ。
でもみんな穏やかな笑顔で、規則正しかった。
でも今日の選挙本番の日は一変して盛り上がりが見えず緊張した様子が
街を包んでいるような感じだった。
大人気の「スイカの例え話」
与党USDPの選挙活動のやり方は票を金で買うようなことだという。
道路を作ってあげたから自分の党に票を入れろと言えば、USDPの
パレードに参加すれば自転車タクシー1台に5千チャット払うとも誘う。
すると、NLD党ラプッター市の女性党員のスピーチにこうあったという。
「みなさん、スイカの様に!」
党員女性:スイカは外見が何色です?
民衆回答:みどり!(=与党USDPの党旗色)
党員女性:割ってみたら、中身は?
民衆回答:真っ赤!(=NLDの党旗色)
党員女性:それで行きましょう!
与党側の不正行為の数々
・ある村では事前投票に与党側が不正を働いて、有権者ともめたり
・ミャウンミャ市のある村に投票場警備係りが、手のひらに与党マークの
ライオンを描いて、投票者にこれをマークしなさいと圧力かけたり
・ある村では投票場管理係りの教員女性がほとんどの投票者の票に
与党のライオンマーク欄に自分でマークを描いて、投票させたり
(有権者の通報で現行犯逮捕されたという)
モラルも法律も無視したみっともない状況が耳にあふれる。
僕は久しぶりの実家の昼食後、午後2:30にミャウンミャから
ヤンゴンに戻ってきた。午後7時ごろにヤンゴンの事務所に着いた。
ヤンゴンでは中間選挙区でなくても、近くのNLD事務所の前で
大勢の人が集まり、当選結果を聞き望んで1選挙区の勝利が
決まった度に民衆の喜びの笑顔と歓声と拍手で盛り上がっていた。
ネーピドーの4つの選挙区全部ともNLDが勝利。
夜10時ごろ確認しに事務所の看板を見に行ったら45か所に
43か所に「勝利」のマークが描かれていた。
正確な情報は明日2日月曜日の各情報紙に確認することにしよう。
今夜の興奮で眠れることを祈って、僕はベッドに入るとしよう。
2012年4月1日深夜
シェイン(ヤンゴン)
